メンヘラとは、メンタルヘルス(精神の健康)からできた言葉ですが、厳密な精神疾患のことではなく、精神状態が不安定な方、いつもマイナス思考をする方のことを意味します。
あなたは、「自分は何をやってもダメだ」と落ち込んでしまうメンヘラ男やメンヘラ女になってしまっていませんか?
メンヘラさんは恋人や友人に依存しがちで、軽症ならば「重たい」と言われるだけでお付き合いは続けられますが、酷くなると人間関係全てに悪影響です。
この記事では、そんなメンヘラを自力で治す方法をご紹介します。
経験に基づいて書いている部分も多いので、是非参考にしてください!
自分で治す努力をし恋人の負担も軽減できれば、ふたりのお付き合いはゴールインへと向かいますから!
メンヘラの治し方!自分で改善する方法とは?
メンヘラという言葉は軽い意味で使われるようになってきました。彼氏と連絡が取れなく一時的に不安になっているときにも、「現在メンヘラ中」などと言ったりします。
精神疾患が隠れている場合には専門医に相談することが重要ですが、まずは自分で改善できること、自分の心を落ち込ませない方法を10項目ご紹介するのでお試しください。
1. 自分はメンヘラかもしれないと疑ってみる
恐がることはありません。不安にかられている、重たい恋人になっているなどの点に気付いたら、この記事を読んでください。
2. 世の中大抵みんなメンヘラだと考える
自分が落ち込んでいると周囲の人々は眩しく見えます。自分が「異常」で他人は「普通」。
まずそれを止めましょう。
誰だって精神的に不安定になることはあります。私は「解離」「摂食障害」「パニック」経験者です。幸いどれも大事には至っていません。
みんなそれぞれ、いろいろな問題を抱えていて、あなた独りではないのです。
3. 不安におそわれたら身体をほぐす
不安な人は、肩が上がって呼吸が浅くなっていることが多いです。
肩や首を回してみる、頭をマッサージする、伸びをして深呼吸をする、それだけでもやってみてください。
身体側から心に働きかけることもできるのです。
4. 呪文を作っておく
私の呪文は「大丈夫、大丈夫、私は大丈夫」です。
ネガティブ感情に圧し潰されそうになっても、恋人と連絡が取れなくて落ち着かなくても、小声で唱えています。
5. 睡眠パターンを決める
夜眠って朝起きること。
メンヘラに陥ると、この一見簡単に思える生活習慣が守れなくなります。そしていったん崩れると治すのがまた大変です。
眠たくないのに布団に入っても要らないことばかり考えてしまい、精神衛生上よくないと感じるでしょう。それでも、就寝時間がきたら横たわって目を瞑ってみてください。
「昼夜逆転」は自律神経に変調をきたすので、メンヘラには一番よくありません。
6. スマホ、PCへの依存を減らす
スマホ、PCの発するブルーライトが体内時計を狂わせることはよく説かれています。特に深夜にブルーライトを浴びると、身体は朝なのか夜なのかわからなくなってしまうのです。
上に書いた「昼夜逆転」の一番の原因となりますので、スマホ等の使用時間を「午前1時まで、午前0時まで、午後11時まで」と段々早めていきましょう。
難しいのは、メンヘラ傾向だと、どうしてもスマホやPCに頼ってしまうことです。
恋人が連絡をくれないと一晩中でもスマホを眺めてしまうでしょうし、リアルの対人関係に問題があると、ネットやSNSの世界に逃避しがちです。
しかし、そのせいで自分がメンヘラ状態から抜け出せなくなっている場合もあります。
心の拠り所になっているサイバースペースから自分を引きはがすのは苦痛でしょうが、自分の心を守るために、時間制限を設けてください。
7. 日光浴・散歩
お日様を浴びると体内時計が戻ります。
ベランダでも庭でも玄関先でもいいのです、外気を吸って陽光にあたってみましょう。
散歩に出れば気持ちがいいとわかっていても、落ち込んでいる時は「さあ散歩に行くぞ」という意欲も湧きません。
そういうときは、コンビニにスィーツを買いに行くのでもいいのです、自分ができそうな言い訳をつけて促してください。
深夜に行くのでなく、日の明るいうちにです。
通勤が地下鉄やバスなら、朝職場の最寄りの1つ手前で降りて歩いてみるという方法もあります。
8. 片付け、断捨離、単純作業
恋人からの連絡がなくlineの連投をしてしまうときや、自分には魅力がないなどの考えにとり憑かれるときは、済んだらスッキリする単純作業がおススメです。
タンスの肥やしになっている古着の整理、冷蔵庫の拭き掃除、草むしりなどなど。
9. 小さな目標を達成していく
メンヘラは自分に自信が全く持てていない状態です。そこから1つずつ、小さなことを積み重ねて自信を取り戻していきましょう。
「1日3食食べた」「朝散歩をした」「11時に眠ることができた」などのシンプルなことでいいのです。
10. サプリメントの活用
栄養素不足で精神が不安定になっていることがあります。
どうも元気がでない、やる気がでないと思ったら鉄不足の貧血気味だったり。
やみくもにサプリを摂るのはおすすめできませんから、普段から食べたいと感じる食品をメモっておくと参考になります。
鉄不足の時は、ホウレン草やステーキが食べたくなります。魚が食べたい時は、身体がDHAなどのフィッシュオイル成分を欲しているのかもしれません。
このように、自分の身体の声を聞いてあげることが大切です。
メンヘラの治し方!自分で改善する方法とは?―そのままの自分で幸せになる方法
メンヘラかもしれない自分を認め、そのままの自分で幸せになりましょう。
みんなある程度メンヘラなんです。だから、焦って何かをしなくてはならないわけではありません。
他人の批判などを鋭敏に感じ取ってしまうメンヘラさんは、自分の心を守る方策も必要なのです。
苦手な人とは距離をとる
悪気なく他人を傷つける人、傷つけていることに気づいていない人もたくさんいます。あなたがみんなに優しくしようと無理する必要はありません。嫌いな人、苦手な人がいていいのです。
一緒にいて気持ちが落ち込む相手には、挨拶や業務連絡などの必要最低限のコミュニケーションにしましょう。
仕事などでどうしても無視できない相手には、挨拶を自分からするのがコツです。
できる限り明るめの声ではっきりと「おはようございます!」と言って歩きすぎましょう。それだけしておけば、「無視された」などと変に絡まれることも少なくなります。
他人と比較しない
メンヘラが発動している時は、あなたの自己肯定感は最低レベルです。
冒頭にも書きましたが、比較すると誰でも輝いて眩しく見えるのです。それはただ自分が凹んでいるから。
あなたにはあなただけの素敵な長所も特技もあります。あなたの笑顔が知らないところで誰かを支えているかもしれません。
小さな目標を達成しながら「ああ、自分にはできる」「ここまでできた」を重ねて、自己肯定感が戻ってきたら「自分はあのひとのようにはなれないけれど、こうやって生きていけばいい」「私はこのままでいい」と思えるようになります。
理想を高くしすぎない
自分の理想の姿を高く設定してそれに向かって努力するのが偉いと思っていませんか?
人生の目標は方向性だけ決めればいいのです。
「こんなことやってみたい」「こっちのほうに行きたい」だけわかっていればよく、「成功したい」という結果は後からついてくるもの。成功のほうを目標にしてしまうと、何をやっても自分にはできない気がしてしまいます。
掃除を例にあげると、「掃除をしたい」と思って身体を動かし、綺麗になって清々しい気分になるか、「チリひとつ落ちていない部屋にしたい」と思ってできなくて落ち込むか、という違いです。
話を聞いてくれる理解者を見つける
恋人1人に依存してしまうと重荷になります。
心に打撃を受けた時に話を聞いてくれて、「そんなことがあったんだ、イヤな思いしたね」と言ってくれる友人を大切にしましょう。
また、自分が精神的に追い込まれている時は、リアルで顔を合わせて笑顔で挨拶をしてくれる人がいるだけで救われた気持ちになります。
辛い時にたくさんの知人に笑顔を分けてもらえるように、普段は自分も笑顔で挨拶を。
メンヘラの治し方!男性の特徴
性別を問わない共通の特徴をまず列記します。
メンヘラ男女共通の特徴
・いつもネガティブ思考
・自分に自信がない
・自分を制御することが難しく、感情のコントロールが苦手
・嫉妬や束縛が激しい
・恋人や夫婦、親子などで依存し合ってしまう
・タバコやアルコール、薬物、ギャンブル、占いなどの物事に依存しやすい
メンヘラ男性の特徴
・インドア派、引きこもり
・誰かと会話をするのが苦手
・何気なく発した相手の言葉を覚えていて蒸し返す
・ウジウジしている
・素の自分で勝負することが苦手
・ブランド物に自分を隠そうとする
・強い言葉や暴言が多い割にすぐ謝る
・恋愛の駆け引きが多すぎる
・寂しくて耐えられず浮気してしまう
メンヘラ男性の自己改善アドバイス
女性よりも感情が内に籠りがちで、両極端な感情表現が出てきます。男性のほうが輪をかけて、感情のコントロールが苦手。
感情とともに身体も引きこもりがちになるので、家の中でも筋トレなどをしてみてください。
男性の身体は女性と比べ、鍛えただけ目に見えて強くなります。それが自信にも繋がりますから、是非継続してください。
通勤をしている方は、徒歩を組み込めないか検討してみましょう。
いつも頼ってしまう身内や恋人、友人がいる場合、相談する前にワンクッション置いて自分の考えをまとめ、できれば何か行動を起こしてから助けを求めるようにしていくと、心を強くする練習になります。
仕事の場では、過程や途中の努力よりも結果だけで個人を判断されます。失敗してしまっても成果が出なくても焦らずに、1つずつ業務をこなして周囲の信頼を得るように頑張ってください。
メンヘラの治し方!女性の特徴
男女共通の特徴に加えて、メンヘラ女性には以下のような例が見られます。
・ストレス耐性が低い
・本能的で、論理的に考えることが苦手
・被害者意識が強い
・他人の言葉や態度に敏感で人の目を気にする
・理想が高過ぎて「自分はダメだ」と思ってしまう
・誰からも嫌われたくないという感覚が強い
・相手を試すような、気を引く発言が多い
・SNSを見た人からの反応で、自分の価値を見いだしている
・物事を大げさに表現する
・嘘をつく
メンヘラ女性の自己改善アドバイス
メンヘラに陥るということは繊細な心の持ち主だということ。
まずは、他人は他人の勝手な考えで動いていて、思い通りにもならないし、自分を傷つけることもあると覚悟してください。
恋に破れた時、精神的に参ってしまった時、助けてくれるのは友人知人の笑顔。
だからこそ、優しくされたら嬉しいし、笑顔のお返しをしようかという気持ちにもなるのです。
助けを求めるだけでなく、普段から与えるほうでもいられるように。
鏡を見るたびに、「頑張ってるね」「ここまでできたよ」「可愛いね」など、何でもいいですから自分を褒めてあげるくせをつけましょう。
そして通勤時にはいつもより早めに家を出て、ちょっと寄り道をして綺麗な花を見つけるような、そういう心の余裕を持てるようにトライしてみてください。
メンヘラの治し方!自分で改善する方法とは?ーまとめ
いかがでしたでしょうか?
心の闇を抱えているのは自分だけじゃない、メンヘラな人は世の中にたくさんいます。
その中で恋愛をして幸せを掴んでいくには、自分で自分のメンヘラ気質をコントロールしていかなくてはなりません。
苦手な相手とは距離を置き、スマホはほどほどに、日光を浴びて睡眠をよく取るといったマイルールを決めて生活のリズムを作ってください。
そのうえで、自分の殻に籠らずに、笑顔で世の中を渡っていけるように、練習してください。
幸せがあなたを待っていますから。
おススメ書籍:スイスイ著『すべての女子はメンヘラである』
おススメ書籍:竹内敏晴著『ことばが劈(ひら)かれるとき』
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